三月十二日

 歌を唄おう!音楽を日常に、入れていこう!と、思ってる矢先の、親しみ、憧れてる人の訃報だった。。

いってしまった人の気持ちは図りしれないけれど、、過ごしてればいずれかは良いことが来るんだと思えなかったのかな?という気持ちと、そう信じててほしかったんだ、という気持ち、ばかり。

かつて安吾の書いてた文を、思い出す。

「然し、生きていると、疲れるね。かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、あるですよ。戦いぬく、言うは易く、疲れるね。然し、度胸は、きめている。是が非でも、生きる時間を、生きぬくよ。そして、戦うよ。決して、負けぬ。負けぬとは、戦う、ということです。それ以外に、勝負など、ありやせぬ。戦っていれば、負けないのです。決して、勝てないのです。人間は、決して、勝ちません。たゞ、負けないのだ。

 勝とうなんて、思っちゃ、いけない。勝てる筈が、ないじゃないか。誰に、何者に、勝つつもりなんだ。」

不良少年とキリストと題された、友に向けて書かれた文章を、僕も信じていこうと、これからも思う。

果てしない喪失感と向き合うには、最も励まされることだし、それと同時に、故人には感謝と、お疲れさまでした、の意ばかり、です。

三月十日。



唄いに行く当日だというのに、午前から気分優れず。部屋での練習も、ギターを弾けば弾くほど、何かちがうんじゃないかという気持ちが沸き起こってしまい、仕方なく、また布団を伸ばして、寝てしまった。




夢をみた。

夢のなかでも、自分の四畳半に居て、

何故だか置いてある位置の違うターンテーブルになんの違和感も持たずに、夢のなかでも棚からレコードを選んで、くるくる廻るのをみつめいた。

友達のYくんが遊びに来てくれていた。ボブ・ディランのようなもじゃもじゃ頭で痩せっぽちのYくんは、夢のなかでもやっぱりギターを爪弾いていて、棚に腰掛けながら僕と話していた。ジギースターダストのレコードや、MC5のレコード。これらは、僕らが知り合ったとき、夢中で話してたレコードの一部。



「昔はこういうのよく聴いてたけど、いま聴かなくなったなぁ」


と、彼が言うので、


「パンクも好きだって、よく話したもんね。いまは、そしたら"風に吹かれて"みたいなの?」


「そうそう、弾き語りモノとか。まこっちゃんはどういうの?」


「俺もやっぱり、気づいたら静かなのばかり選んでるかなー。最近ね、"空に星があるように"とか、好きなんだ。虚無感漂うけど、とっても綺麗なんだよ」


「ふーん」



そんな話をしてる最中に、眼が覚めた。不思議だった。なんで、彼の夢をみたのかなーと、思ったけれど、

きっと、励ましてくれたんだな、という気持ちが直ぐに、湧いてきた。


彼のライブを下北や、池袋で観たことがあった。音楽話をしてるととっても楽しく思えたひとりなので、ライブは誘われる度に行き、唄ってる彼の姿を観れて、嬉しかったし、いつか「せーの」と、一緒に歌を合わせられたら楽しいだろうなぁとぼんやり思ってたりも、した。


いつのまにか連絡も取り合わなくなり、いまどうしてるかも、わからない。最近は彼の事も思い出すときすら少なくなっていたのだけれど、夢に出てきてくれたのは、きっと意味があるんだろうなと思えた。

とても気分が良くなったし、「知らねぇよ、そんなの」と笑いながら言われそうだけれど、

たっちゃん、夢の中で励ましてくれてありがとう、と、直に伝えたいなぁと、思った。



なんで、自分は歌を唄いたいのかな、と自問していたけれど。自分の思った気持ちや好きな事をことばにしたいこと、それから、Yくんや、いろんな人たちとまた会えたらいいなと、想うからだった。


きっとYくんも、今でも何処かで唄ってると思う。こちらも唄ってれば、いつかきっとまた、会えるよね。


二月十二日

いまの仕事は、毎日仕事中に車に乗る。乗る、とはいえど、運転出来ないから、助手席。バスと車の乗車時間も含まれる毎日。うーん、乗ってるのはキライじゃないけれど、ここにきて乗り物酔いが復活してきているので、うーむ、という感じ。


でも、車にゆられてると、よいなと想う瞬間もあるな。乗車中、大きな橋を渡る。大きな川が流れてて、まっすぐのびる土手をぽつぽつ人が歩いてる。


「勤務中にさ、こういう風景みれるんだから。よい仕事だよねー」


と言われて、はい、まったくもってそうだなぁ、と、思う。のどかな感じ。




帰宅して、お風呂、薦められた方法でここ最近は入浴してる。湯船から出たときのふらふらーっとする感じ、なんかよいなと思う。

就寝前、戸川 純の「ポエジー」聴く。よいなーと思う。


二月十一日迄のこと



日記を一日サボると、あれよあれよとサボリを更新してゆく。あぁ、恐ろしい、、一年目標じゃなかったんこかい、と、自分に言い聞かせて、今日からまたつけてこう、無理せんよな程度に。



さて十一日迄のこと。

仕事面では、つかれるけれど、同僚さん達とだいぶ打ち解けてこれた。たのしい。やっぱり笑いあってナンボだな俺は、、と、実感す。


趣味面。人前での日に向けて、ギターばかりさわる。ひたすら弾いて弾いて弾く。弦も取り替えなくちゃ。早川義夫さんと対バン(?)してた北村早樹子さんの歌を聴く。追いつこう、と思う。

二月六日。

夢に高田渡さんが出てきた。ちくま文庫の酒とつまみ↓

酔客万来―集団的押し掛けインタビュー (ちくま文庫) 筑摩書房 http://www.amazon.co.jp/dp/4480429131/ref=cm_sw_r_li_awdo_2.l1ub1J6MMB5

を読んでたからだろうか。

夢のなかでも渡さんはやっぱり酔いどれで、出くわした場所はやっぱり居酒屋さんだった。わー昼間から酔いどれててしょうがないなーと思うと同時に、笑顔があいらしく、あー良い人だなぁと、夢の中ながら思ってしまった。



さて現実。

連勤もあと少し、起きてからも、仕事帰りにも体力ないことを感じる。体力作りの必要性を予感す。あとは食事なのかなぁ。別に決意とかあるわけじゃないけれど、食べ物の好みが野菜寄りで、肉類は意識しないと摂取しないまま終る日もあって。鳥肉が良いと聞いたことがある。意識して食べるべきかな。

そう思いながら帰宅、葱を細かく刻んで玉子焼きと、キャベツの千切り。あとは弟が買って来た、母さんの誕生日祝いのケーキ。うーん、やっぱり肉類がない。

明日は早いので、アストラッド・ジルベルトの歌声聴きながら寝る準備。今宵もマスク。呑みたいけど禁酒。

二月五日。

雪の日。

が、思ったよりも積もらなく、交通機関にも影響せず、ほっとした一日。バス内ではずーっとカエターノ・ヴェローゾを聴く。なんだか最近、ギラギラしたロックも、病みつきになるようなポップスですらもなく、カエターノのような、ボソボソ唄うような弾き語りや、ジャズやエレクトロニカなどのインストもの聴くことが多い。冬だからかなぁ。


新しい職場、ようやく慣れてきた。と、思うのも、先輩さんたちと話してて、あっ楽しいなーと思う瞬間が増えて来てるからだと思う。楽しいと、仕事にもチカラが入って、しっかりしよう、と、思える。次のおやすみまでがんばろ!

二月四日

早めの出勤、いつもより余裕を持ってうちを出る。バス停まで今日も自転車。自分専用、というわけでなくて、家族みんなでシェアしてる自転車なので、漕ぎづらくもなく、早いわけでもなく。平凡な感じの自転車なわけですね。でもこうして毎日漕いでいると、自分専用の自転車を買っても良いのかなぁという気分になってくる。相棒ってやつですかね。愛機か。無印良品の自転車って使いやすいのかな、興味はあったけれど、まだ乗ってる人の話をそういえば聞いたことがなかった。

次のおやすみは週末だけれど、有楽町へ行ってみようかなぁと思う。久しぶりにゆっくり観たいし。


体調もだいぶ良くなる。しっかり食べて、暖かくして寝てるからだろうか。今日も寝マスク。マスク良いなーと今更思う。なんだか、しっかり予防してますよ!って、気持ちになれる。病は気から、というのが本当であれば、しっかりマスク付けて寝たりしよう。これも習慣化なのだろうか。

ホットレモネード買い忘れたので、ホットミルクを飲む。願わくは明日は雪はげしくなりませんように。