三月十二日

 歌を唄おう!音楽を日常に、入れていこう!と、思ってる矢先の、親しみ、憧れてる人の訃報だった。。

いってしまった人の気持ちは図りしれないけれど、、過ごしてればいずれかは良いことが来るんだと思えなかったのかな?という気持ちと、そう信じててほしかったんだ、という気持ち、ばかり。

かつて安吾の書いてた文を、思い出す。

「然し、生きていると、疲れるね。かく言う私も、時に、無に帰そうと思う時が、あるですよ。戦いぬく、言うは易く、疲れるね。然し、度胸は、きめている。是が非でも、生きる時間を、生きぬくよ。そして、戦うよ。決して、負けぬ。負けぬとは、戦う、ということです。それ以外に、勝負など、ありやせぬ。戦っていれば、負けないのです。決して、勝てないのです。人間は、決して、勝ちません。たゞ、負けないのだ。

 勝とうなんて、思っちゃ、いけない。勝てる筈が、ないじゃないか。誰に、何者に、勝つつもりなんだ。」

不良少年とキリストと題された、友に向けて書かれた文章を、僕も信じていこうと、これからも思う。

果てしない喪失感と向き合うには、最も励まされることだし、それと同時に、故人には感謝と、お疲れさまでした、の意ばかり、です。